共に育つ優しさ

2016.09.01  今年の夏休み特に暑かったですが、いかがお過ごしでしたか?お子さまたちは、夏休みにいろいろな経験をしたことと思います。
 2学期が始まりました。まずは、子どもたちの幼稚園生活のリズムを取り戻してほしいと思います。

 さて、今月は「優しさ」について考えましょう。
 「優しい」という字は、「人」の「憂い」を共感できる意味だと言われています。友だちを思う力、態度は周りの大人たちによって育てられ、子どもたちは学んでいきます。
 転んで泣いていると「どうしたの。だいじょうぶ」と声をかける子ども。
 枯れた花を見て「かわいそう」とつぶやく子ども。
 子どもたちは優しい心を持っています。その「優しい」という芽を幼児期の間に育てたいですね。
 
 楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、つらいこと、びっくりしたことなどを友だちと共有できる、そして、相手を思いやる子どもに育つためには、『共に』を意識することが大切だと思います。
 周りにいる大人が小さなことにも心を配り、子どもと共に、自分の喜びや悲しみなど、他者の喜びや悲しみなどを分かち合う経験をすることが大切でしょう。
 あたたかな まなざしを注ぎ、子どもたち一人ひとりをありのままに受けとめ、話をしっかり聞き、共に遊び、温かい空間で生活することで思いやりや優しさは育っています。

 今日から2学期です。子どもたち一人ひとりを笑顔で迎え入れ「あたたかな まなざしを」注ぎ、関わりたいと思います。
 

アウトドア派園長・あかぎ としゆき