神さまの創造された世界
今、子どもたちは、星、月、宇宙に興味、関心を示して、神さまの創造された広い世界に目を向けています。
幼稚園生活では、夜空に輝いている星、月を見ることはできません。また、夜にご家庭で星を見ようと思っても、西宮ではなかなか難しくなってきているのではないでしょうか。
24時間社会になり、夜でも明るい地域が増えてきました。私たちの生活は便利になる反面、そのことで夜でも空は明るくなり、星が見えにくくなり、豊かな心を育む時が失われつつあることは、とても残念なことです。
私は、娘たちが幼稚園、小学生の頃は、毎年夏に家族で山にキャンプに出かけていました。時計に左右されず、太陽が昇り始め明るくなると活動を開始し、太陽が沈み暗くなるまでに活動を終え寝る状態に、というのが、我が家のキャンプのスタイルでした。
そのようなキャンプの楽しみの一つに、寝そべって星を見ることでした。満天の星を見ることは都会では経験できない感動の時でした。
夜空に輝く星を見ていると、「あたたかなまなざしを」注がれているようで、穏やかな気持ち、ホッとし落ち着いた気持ちになったことが思い出されます。娘たちも最初は「きれい」「いくつあるかな?」「あの星のほうが大きい」「あっ、流れ星だ!」など話しをしていましたが、途中からは、無言で星を眺めていました。心で何かを感じていたのでしょう。夏になるとその当時のことを懐かしそうに話す娘たちです。
夏の過ごし方はいろいろあると思います。この夏、夏ならではの経験を通して、神さまの創造された世界にあらためて目を向けてみてはいかがでしょうか。
アウトドア派園長・あかぎ としゆき