外遊び②

2015.06.01

 外で遊ぶということは、太陽の光を浴びることになりますね。

 太陽の光を浴びながらからだを動かすことによって、交感神経の働きが活発になります。からだを動かして遊ぶと、汗をかきます。これは、脳の視床下部の働きが活発になっているからです。のどが渇き、水分補給をすると、子どもはまた元気に遊び始めます。この繰り返しによって、からだの水分代謝がよくなって、自律神経の働きが強められ、脳の働きも活発になります。暑い、寒いといった気候の変化の中で遊ぶことも自律神経の働きを強くします。

 また、太陽の光は、ビタミンDの合成を助けます。ビタミンDは自分の体の中で合成することができます。ビタミンDの主な働きは、カルシウム代謝の調整であり、幼児期の発育に関しては骨を形成する過程で大切な役割を果たします。

 子どもたち一人ひとりに「あたたかな まなざしを」注いで、保育者も共に太陽の光を浴びながら、外でからだを動かして遊びたいと思います。
 

アウトドア派園長・あかぎ としゆき