深く根を下ろして
『そびえ立つ杉の木、
深く根を下ろして、
襲い来る嵐にも
雄々しく耐え、育ちゆく』
讃美歌第2編159 3番
これは、讃美歌「みこころにしたがい」の歌詞です。私はこの讃美歌が好きで、折に触れて口ずさんでいます。
幼児期は、心身の発達が最も著しい時期で、人生の基礎を培う時でもあります。つまり、まさに「深く根を下ろして」いる時期なのです。しっかりと根を張ることで、これからの人生を豊かにすることでしょう。
地面の下で目には見えない根が、どのように育ち、伸びているのでしょうか。たとえ見えなくても、きっと根が育っていると信じることも大切でしょう。
根がしっかりと土の中で張らないと木は倒れてしまいます。木が育つために必要な水分、栄養も根から吸収されます。しっかりと根を張るためには、適切な援助が必要です。
子どもたち一人ひとりが、しっかりと自分の根を張ることができるように、わたしたち大人がそれぞれにできることを考え、サポートしていきたいですね。
まだ寒い毎日ですが、あたたかなまなざしをそそいで、子どもたちのために祈り、共に頑張りましょう。
アウトドア派園長・あかぎ としゆき