アドベント

2020.12.01

 ラテン語で「来るべき」という意味であるアドベントは、キリストが地上に来られるという約束と、それに対する期待をあらわし、「待降節」と訳されています。クリスマスを迎える準備の時で、12月25日の前の4回の日曜日を経て、クリスマスに至る期間がそれに当たります。

☆アドベントクランツ☆
 幼稚園ではクリスマス物語の聖画を各保育室に飾り、アドベントクランツのローソクに火を灯して礼拝を守っています。ローソクは4本あり、1週ごとにローソクの灯が増えていきます。次第にクリスマスが近づいてくることを、ローソクの灯が増えていくことで感じてほしいと思います。

☆幼稚園の装飾☆
・アドベント第1週目はクリスマスツリー、ポインセチアを飾りました。
・アドベント第2週に入ると保育者手作りの装飾を保育室の窓に飾り、シクラメンが彩られています。
・保育室には、聖画、アドベントクランツ、担任手作りのアドベントカレンダーなどなど。 一度にクリスマスではなく、少しずつ準備をしていくことで、クリスマスの訪れを待つ喜びです。

 保育者はイエスさまの降誕物語を心に留め、クリスマスの意味を考えながらプロセスを大切に、子どもたちは、日々の礼拝でイエスさまがお生まれになったお話を聞き、本当のクリスマスの意味を考えていきます。
 子どもたち一人ひとりに「あたたかな まなざしを」注ぎ、アドベントの日々を穏やかに過ごしていきたいです。

保育室では、クリスマスの装飾、家族へのプレゼントをそれぞれに思いをめぐらし、考え、工夫して作っていきます。装飾は、各ご家庭で飾っていただけると子どもたちはとても喜ぶと思います。

今年はどのようなアドベントの日々を過ごし、クリスマスを迎えることができるでしょうか。待つ喜びをあじわいつつ、神さまの守りのなかで、豊かなときを過ごすことができますように。

アウトドア派園長・あかぎ としゆき