「今という時」を大切に

2021.01.10

自分でやってみようとする気持ちと甘えたい気持ち

 新しい年 2021 年、今年も神さまの守りの中で生活できることを感謝し、 穏やかに子ども一人ひとりの「時」を大切に過ごしたいと思います。

 子どもたちは「今」を生きており、この瞬間も成長しています。
 遊びとそこにいる友だちや保育者 の姿を、見て、憧れて、「いつか自分も!」と願いをもち、やってみて、体験を広げています。周りと 響き合い「 今 」 を生きています。そのような 時間と空間と人間関係を大切 にしたいです 。「何にひびきあい 、 何を思いめぐらしているのか」という子どもの気持ち ・思い を尊重し、見守り、 時( タイミングをとらえて 、支えたいです。

子どもたちの成長は、時に、目に見える形で、びっくりするような変化の中で気づかされます。心の成長は目に見えることはできません。しかし、子どもたちの行動、表情、雰囲気、しぐさ、言葉などの中から、内面の成長にも気づかされます。この内面の成長が大切です。内面の成長を周りにいる大人たちが気づき、支えたいですね。

子どもたちは「今」を生きており、「今」はかけがえのないものです。一日一日の充実した経験、喜びが、未来の生きる力となります。幼稚園時代の「今」しかできないことを、○○くんの「今」を、○○ちゃんの「今」を大切にしたいです。そして、一人ひとりが「喜びをもって」、「自主的に」、友だちや保育者と 響き合い 「共に」経験できるように、日々過ごしていきたいと思います。

今年も、「今」を生きている子どもたち一人ひとりに愛情ある関わりを行い、温かい雰囲気のなかで、「今」を生きている子どもたち一人ひとりが愛されていることを感じとれる保育者の「まなざし」、「子どもへの関わり」を大切に、子どもたちの内面の成長を願い、保育をしていきたいと思います。

アウトドア派園長・あかぎ としゆき