子どもの「今」を大切に

2021.04.01

 ご入園、ご進級おめでとうございます。園長の赤木敏之です。
 教職員一同、子どもたち一人ひとりに「あたたかなまなざし」を注いで キリスト教保育をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 「あたたかなまなざしを」は、子どもの育ちについて、幼稚園での生活などをご一緒に考えていきたいと思います。一年間、ご笑読いただけると幸いです。

*あたたかな まなざしを*
~子どもの「今」 を大切に~


子どもたちは「今」を生きており、この瞬間も成長しています。その「今」という「時」はかけがえのないものです。 幼稚園時代の「今」しかできないこと、○○くんの「今」、○○ちゃんの「今」を大切にしたいです。 幼稚園では 安心した「時」を過ごし、「愛されている自分」を感じてほしいと願います。

幼稚園で 子どもたちは『ありのままに受けとめられ、尊重され、自分を大切にされていることを実感すること』、『自分のしたい遊びを、自分のやり方で、自分のペースで行うこと』、『 周りのものや人と関わり、友だちと共に過ごすこと 』 ・・・ このような経験を繰り返すなかで、生涯を支える確かな土台が、心の中に 育まれていきます。

 幼児期の子どもにとって、遊びは生きることそのものです。子どもが夢中になって、いきいきと遊ぶこと で、様々なことを学び、『生きる力』を身に付けていきます。
 工夫したり、悩んだり、納得するまで遊びを繰り返すなかで、思考力、創造性、自主性、自律性などが育まれます。つまり遊びは、子どもにとって「学びの場」なのです。
 自分らしさをもって安心して過ごす中で、物と出会い、自然と出会い、人と出会います。 幼稚園では、 子どもたち 一人ひとりのやってみたい( 好奇心、知りたい(探究心を大切に受けとめ、子どもと保育者と 共に『心』を動かす保育をしていきます。

 「子どもの時」を大切に、様々な出会いの中で紡がれていくものが、未来へ希望を抱き歩んで行く一人ひとりの子どもたちの生きる力となりますように。
 「あたたかなまなざし」を注ぎ、健やかな成長を祈り、共に過ごしてまいりましょう。

アウトドア派園長 赤木敏之