「愛情」と「遊び」
ご入園、ご進級おめでとうございます。園長の赤木敏之です。
教職員一同、子どもたち一人ひとりに「あたたかなまなざし」を注いでキリスト教保育をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
「あたたかなまなざしを」は、子どもの育ちについて 、幼稚園での生活などを ご一緒に考えていきたいと思います。 一 年間、ご笑読いただけると幸いです。
~「愛情」と「遊び」~
幼児期における 子どもの育ちで大切なキーワードは 、「愛情 」と「遊び」です。
幼児期に、神さまの愛の中で、多くの人々の愛の中で生きていること、 また、 生かされていること、そして、かけがえのない大切な存在であることを感じることは大切なことです。子ども自身が「愛されている自分」を感じ、「自分が好き」と思える子どもに育つように 大人は 関わることが大切です。
幼稚園で「自分のしてみたい遊びができる」、「お友だちと遊ぶことが楽しい」、「大好きな先
生がいる」などの 感情や経験を通して、子どもたちは愛の中で生きている、生かされていると「愛情」を感じているのではないでしょうか。
愛されているという人間関係の中で、自己肯定感、自尊心、信頼感などが育ちます。このことは、今を生きる力、未来を生きていく力となります。
樹木の根は地上では見ることができません。樹木が育つ上で、土の中で根を張ることはとても大切です。根から水分や栄養を摂って 樹木は生長します。しっかりと根を張っていれば、たとえ強風が吹いても、大雨が降っても倒れることはありません。
「愛」も そのような樹木の根と同じで、目には見えません。
子どもたちが、自分は大切な存在であ ること、神さまに愛されている 大切な存在であること、そして 「愛されている自分」を思い続けて 、信じて歩んでいってほしいと思います。
子どもたちが安心して園生活を過ごすためには、ご家庭(保護者 の方々 )と園との信頼関係がとても大切です。保護者の方々と子どもたちの育ちの喜びや悩みなどを分かち合う中で、「愛情」「遊び」をキーワードに今年度を共に歩みましょう。
子どもたちが、あたたかな雰囲気のなかで、 愛されていることを感じとれる「まなざし」、「子どもへのかかわり」を大切に、一人ひとりに愛情ある関わりを 、 保育を通して行っていきたいと思います。
アウトドア派園長・あかぎ としゆき