~リズム表現活動~
* あたたかな まなざしを * ~リズム表現活動~
本園の劇遊びからは、子どもたちの育ちが感じられました。
表現の育ちに目を向けると、子どもたちはプロセスの中で表現を楽しんでいました。身体を動かす表現、友だちとのやり取りの表現、言葉での表現、歌での表現、製作での表現・・・。年少、年中、年長組と発達により違いますが、子どもたちの創造的な表現には本当に目を見張ります。
他園では、ピアノ、シンセサイザー等の楽器に合わせてのリズム表現活動は少なくなってきていると言われています。その中で本園はこのリズム表現活動を、大切にしています。
基本リズムと言われるギャロップ、片足跳び、スキップ等のこれらのリズムは身体の動きを伴って子どもたちに認識され、体得されていきます。他にもわらべうた、手遊びなど、いろいろな活動の中でリズムを表現することが、音楽的な興味を広げ、身体的、社会的、知的な発達に大きく関係します。年齢や個人差を考慮しつつ、身体的発達に適した全身の動き「歩く・走る・跳ぶ・ギャロップ・スキップ」をしたり、手拍子やリズム楽器を使ってリズムを楽しみます。楽しむことで認識していくのです。
また、本園の前身である広島女学校附属幼稚園は日本で初めてピアノを保育に導入した園であり、子どもの発達には必要な活動であると考え、当時からプレイルーム(遊戯室)でリズム表現活動を行っていました。
音楽が聞こえると、身体が自然にリズムに合わせて動き出すのが人間の姿であると思います。人間は生来的に快い音とリズムを好んで求めていると思います。それらの音やリズムを感じ取る感性が敏感になるのか、鈍感になるのかは環境によって異なってきます。
幼児期の子どもたちは、感動したことを素直に自由に表現します。音楽に合わせてリズムに乗り、自然に手足が動いています。感じたことを率直に言葉で表現します。子どもが安心して、自信をもって表現できる環境を作り、その時大切なことは、周りの大人がどう反応するかです。笑顔でその表現を受け入れ、支え、励まし、一緒になってリズムを楽しむことが重要なのです。
子どもたちの身体的・社会的な発達を考慮しながら、子どもたちが自由に体を動かして表現できる動きに、十分な広さを持つ空間・動きに合わせた音楽などの環境を整えて、園では「あたたかな まなざしを」注ぎながら、一人ひとりの表現を見守りたいと思います。
主幹保育教諭 赤木敏之

