空に光る星その数いくつ

2022.07.01

子どもたちは、幼稚園で星、月、宇宙に興味、関心を示して、神さまの創造された広い世界に目を向けています。
幼稚園生活では、夜空に輝いている星、月を見ることはできません。また、夜にご家庭で星を見ようと思っても、西宮ではなかなか難しくなってきているのではないでしょうか。
24時間社会になり、夜でも 空が 明るい地域が増えてきました 。私たちの生活は便利になる反面、 そのことで星が見えにくくなり、豊かな心を育む時が失われつつあることは、とても残念なことです。


娘たちが幼稚園や小学生の頃 、夏休みには山へキャンプをしに、家族で出かけていました。時計を気にすることなく、太陽が昇り始めると活動をはじめ、太陽が沈み暗くなるまでに活動を終える 、というのが、我が家の キャンプのスタイルでした。
太陽が昇り始める前 の周りが少しずつ明るくなる時、ワンバーナーでお湯を沸かし、自然の音に耳を傾け ながら静かにコーヒーを飲むのが 、私のキャンプの楽しみの一つでした。


そのような 我が家の キャンプの 楽しみの中 に、寝そべって星を見ることがありました 。満天の星 空 を見ること は 、 都会では あまり 経験できない感動 の時でした。
夜空 に輝く 星を見ていると、「あたたかなまなざしを」注がれているようで、穏 やかな気持ち、ホッと 落ち着いた気持ちにな ったことが思い出されます。娘たちも最初は「きれい 」「いくつあるかな? 」「あの星のほうが大きい 」 「あっ、流れ星だ!」 など話をしていましたが、途中からは 無言で星を眺めていました。心で何かを感じていたのでしょう か 。 夏になると今でもその当時のことを懐かしそうに話す娘たちです。


この夏、夏ならではの経験を通して、神さまの創造された世界にあらためて目を向けてみてはいかがでしょうか。

アウトドア派園長・あかぎ としゆき