2026.07.21
~FIFA WORLD CUP2026~ ―こだわりと共有―
現在開催されているFIFA WORLD CUP2026。日本代表はどこまで勝ち進んでいるのでしょうか?
1982年スペインで開催された第12回FIFA WORLD CUPのブラジル代表の芸術的なサッカーに魅了されてからは、WORLD CUPは4年に1度の僕の楽しみでもあります。サッカーだけでなく、出場国の文化、伝統、風習などを感じ、学び、再認識することも楽しみの一つです。
今回も日本代表は素晴らしい選手が多いですが、中でも僕の推しはFWの上田綺世選手です。チュニジア戦の2点目のミドルシュート、伊東選手の駆け上がりには見向きもせず、相手の股下を狙ったシュートは痺れました。試合後のインタビューで「パスをするつもりは無かった」と、ボールを持った時からシュートを打つと決めていたみたいです。自分の思い(自分が得点を決める)をチャレンジするといったこだわり。園児がこだわりを持って自分の好きな遊びを夢中になって楽しむ姿と似ていますね。逆に、3点目につながった伊東選手へのワンタッチパス。今度は、伊東選手が裏に走ってくれることを信じて出したパスです。
そして、4点目は、得点するといった目的を達成するために、選手同士イメージを共有してうまれたゴールです。佐野選手が相手からボールを奪取し、伊東選手にパス、そしてリターンパスを佐野選手が受けてクロスをあげ、上田選手がヘディングシュート。
年長児数名が園庭で川の水をホースや樋を使って水の流れを変える遊びに似ています。池の近くの高低差を使い、樋やホースを使って水を流す遊びは、友だちとイメージを共有し、それぞれがホースや樋を持って、上から下まで流れた時にはとても喜ぶ姿が見られます。思いを「共に」にできるから、友だちとの遊びが楽しいものとなり、喜びを感じることができるのです。
サッカーはチーム内で作戦があり、戦術もあります。しかし、いざ試合となると、相手がいることですので状況が変化します。状況が変化する中で、選手は試合中に自分で「判断」をし、各々変化に対応しています。
幼稚園では子どもたちも、変化する自然の中で遊んでいます。「雨が降った次の日は、トランポリンがよく跳ねるよ」「森の方は風が吹いて涼しいね」レモンバーム、ムラサキバジル、イタリアンパセリなどの葉のそれぞれの匂いの違いを感じて「〇〇の料理!」などと変化する状況に応じて、自分でいろいろと「考えて遊びを創りながら」楽しく遊んでいます。
プロサッカー選手のサッカーと園児の園庭での遊びではフィールドが違いますが、心や頭の中の柔軟な動きは似ているなと、ワールドカップのサッカーを観戦した後に思うのでした。
FIFA WORLD CUP2026を楽しむ 赤木 敏之